仲介立会いのもと見合いをし、その後何回か食事のみのデート(?)を敢行した司法書士との話の続き・・・

さて。
やっと1日出かけられることになった当日。
その日はゴールデンウィークの初日でして、4月末にしては、とても気温が高く、よく晴れた日のことでした。

司法書士さんと某駅で待ち合わせた私は、改札の前で司法書士さんを待っておりました。
周りで待ち合わせ相手を待っている人も、相手が現れて、ステキなカップルとなって改札を離れて行ったりなんかしている中、全然ときめいていない自分に
「大丈夫か?」
とか思いつつ。

そして、そんな私の目の前に現れたのは、
・チノパン
・ベージュ系の細かいチェックの長袖シャツ(裾は出しっぱなし)
・黒い、スニーカーだか革靴だか判断のつかない、いわゆるオッサン靴
・セカンドバッグ
・極め付けに、よくオッサンが着てる、化学繊維製のシャカシャカなるジャンパー(略してシャカジャン)

といういでたちの、薄毛の男・・・よく見ると司法書士さんでした。
内心「キャーッ!!助けて〜!!」と絶叫する私。
でも、表面は、満面の笑顔でしたけどね!

見合いの時は比較的まともなカッコをしていたし、それ以降は仕事帰りとあって、スーツ姿しか拝見していなかったので、この姿を見たときのショックといったらなかったって話ですよ。
しかもね、シャカジャンは腰丈なのに、裾を出しっぱなしのチェックのシャツが腿の中間くらいまでの長さがあるから、なんかエプロンしてるみたいなんですよね。

この時、私は思いました。
「今まで、人間、格好じゃないと自分に言い聞かせてたけど、ある程度、格好も大事だよね!」
と。
というか、「よ〜し、改造しちゃうぞ〜☆」とわくわくするような対象(=好きな人)じゃなかったってことですね。

ま、そんな私の受けた衝撃はそのままに、待ち合わせた駅から更に電車に乗り、目的地に向かうことになりました。
冒頭にも書きましたが、当日は連休初日。
モチロン、電車は激混みです。
そんな混んでる電車に乗り込む私たち。
後から乗ってくる客に押されて、奥へ奥へと進む私たち。
さらに押されて、私に近づいてくる司法書士。

この時、
「ギャ〜〜〜!!こっちに来ないで〜〜〜!!マジで!!」
と全身の毛が逆立ちました。
しかも、つり革に掴まった際に、シャカジャンが肘までめくれた時に見えた腕が細〜〜〜〜い!!ザ・トリガラ!
ひょっとして、私の半分くらいなんじゃないの?と、冷や汗まで出てくる始末。

それって、「好きでも嫌いでもない」どころか、「生理的に受け付けない」というカテゴリに属するんじゃ・・・?
行きの電車の中で、こんな重要なポイントに気が付いてしまいました☆
気付くの、遅!

その後は何を話しても、どこを歩いても
「この人と手を繋げるだろうか・・・厳しい。
この人とキスできるだろうか・・・ムリ。
ましてやこの人と、夜の生活・・・全ムリ」
と自問自答を延々繰り返す私。

しかし、デートのスケジュールは私が立ててしまったので、一応混雑を予想して、私が予約しておいた精進料理の店に昼食を取るために入りました。
ちょっと敷居の高めのお店だったんですが、ここでも店員に威張る司法書士。
案の定、お店の人は一瞬カチンときた顔をしました。ひえ〜!
そうよね〜。
シャカジャン着用の男に威張られたら、気分悪いわよね〜。
すいませんね〜。

気を取り直して、お料理を食べたわけなんですが、精進料理って、何で出来てるか分からないものが多いじゃないですか?
私は、そういうのを
「これってなんだろうね〜」
と、同行者と推測しながら食べるのが好きなんですが、いつもの調子で

「これって何で出来てるんでしょうね〜」
と言った私に、
「さぁ・・・よくわかんないな〜!」
以上。
え〜〜〜!!それで終わりなの?
その後、2回くらい同じことをいって見ましたが、いずれも「よくわかんない」で切って捨てられました。

この日は、司法書士さんにとっては「よくわからない」ことの連続だったようで、その後も、何かを見ては「よくわかんないな〜」と繰り返していらっしゃいました。
さらに、30分くらい歩いたところで、
「疲れたので、座って休憩したい」
とか言われた日には、

「これはデートじゃなくて、シルバーボランティアだ」
と自分の役割を確信。
年齢こそ36だか37でしたが、好奇心・探究心・体力ともに老人並に低下しているご様子。

それでも私は
「努力すれば好きになれるのかな・・・」
と、少〜〜しだけ思ってたんですよね。
今なら、あの頃の自分に言えます。
「その努力、ムダ!」
と。

以下、次回。

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  • 13年 ずく (6月15日 18:08)

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